試練と憧れ 剱岳

実はお盆休みに一人で行って来ました
例年は家族で奥さんの実家の神奈川に行って、富士山を登って来るのが恒例行事
でも今年は真ん中に高校の学年同窓会がありました
年明けから幹事の一人として準備に携わっていたので欠席する訳に行かず
結局、hatとドルで留守番
その間に、ゴルフと登山を計画したのでした
折角だから行った事のない北アルプスでも日帰りで行ってみよう

何処が行けるんだろう

ネットで調べて剣岳に決定
写真は登山口に降りて来たところです
8月14日
4:05 馬場島荘出発
予報は雨、実際も結構な降りですが、雨の中の行動は嫌いじゃないのでそのまま出発
でもまだ真っ暗でこの石碑は発見したものの、そのまま道を直進
何処まで行っても登山口が無い

いきなり迷子

結局、この石碑が入り口で左折しなければいけませんでした
この時点で雷がゴロゴロ
もしヤバくなったら引き返すつもりで登り始めました
登山道には大きな木がいっぱい
木の根の上が登山道に
踏んだり、ストックを突いたら悪いかと思いましたが、多すぎてきを使えませんでした
上から下って来た人と、奥に写ってるのが馬場島
早朝に多くの人が下って来ます
皆さん昨晩は早月小屋に泊まったそうです
前日に登頂して下って来た人も居ましたが、当日に登ろうとした人たちは早月小屋の主人に下れと言われて降りて来たそうな

この時点で6時30分
雷は最初は定期的に鳴ってましたが、5時30分前から聞こえなくなってました
もう大丈夫でしょう

とりあえず山小屋を目指します
こんな看板が200mの標高ごとに立ってます
4:04 馬場島が760m 1000mと1200mの看板はスルーしたので通過時間は不明
5:30 1400m
5:43 1600m通過 ここでお腹が空いたのでお握り食べて10分休憩
6:15 1800m
6:51 2000m
7:19 2200mの早月小屋到着
初めての剱岳なので、山小屋のおやじさんに進んで良いか確認
『今日は無理だ!! やめておけ!!』
小屋から先は岩場になります
雨で濡れた岩で滑って滑落したら命は無いでしょう

おやじさんは雨よりも、朝方の雷を気にしていたようです
この時点で2時間は雷が鳴っていませんが、樹林帯を抜けて雷が鳴ったら逃げる場所がありません
また雷が鳴る可能性があるとのことでした
ここで無理をして命を懸けることは無いので、おやっさんの指示通り諦めました
小屋で剱岳のバッチを購入して、乾燥室で雨宿りさせてもらいながら、おにぎりパクパク
外に出ると、テント泊していた方が悩んでました
『7回登っているけど、こんな天気は初めて
登れば登れるけど、岩は濡れていると滑りやすいし』
結局このベテランさんも諦めて一緒に下ることに
7:44 色々と話をしながらゆっくりと下ります
9:58 登山口到着
下り始めは話に夢中で、標高の看板を見ても時計を見ず
基本は写真を撮って後で時間を確認してますが、スマホを通信オフの機内モードにしていたら、下りで時計が大幅に狂ってしまい途中の経過時間が出せません
改めてこの看板を見ると、あとたったの2kmかとも思いますが、標高差は799m
やっぱり撤退が正しかったと思う事にします
登山口には色々な石碑と観音様が
無事に下山出来たことを感謝して手を合わせました
剱岳に祈る
やまと読むんですね
剱岳の論
これを見たら、本当に軽い気持ちで登ってはいけない山だと悟りました
有名な試練と憧れの石碑
朝方は真っ暗だったので、再度写真を
登りは最初の道迷いを入れて3時間15分
下りは2時間14分
カッパの上下も着ていたし、初めての山なのでこんなものでしょう
近いうちに山頂まで行くと誓ったのでした
そして実はもう登って来ました

先に撤退の記事を書いてから、登頂編を書くつもりです
もう一回、撤退編の番外編にお付き合いください
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