自動車整備主任者の技術講習
今年のキモはコレ

自動ブレーキのエーミング
今年の4月から自動車整備業界は新しい道に進みました
今までのブレーキ、エンジンなどの分解整備だけでは、今の電子制御満載の車の整備をすることが難しく、法律も無かったので逆に誰が整備してもお咎めなしでした
それがこの4月から分解整備の他と言うかまだ説明が上手く出来ませんが、自動ブレーキなどの整備を行う特定整備が始まりました
ただ、現状お役所仕事でよくあるパターンで、法律は出来たけど特定整備の整備工場の認証はまだ行ってないと
4年間の猶予期間があるので、それまでに研修制度も充実させてスムーズに移行する作戦のようです
座席はソーシャルディスタンスを保って互い違いに
左が実習用、右が学科用のテキスト
毎年の事ですが、結構分厚いです

例年は全員で午前は学科、午後は実技でしたが、今年は分散させるため午前と午後で入れ替わり制に
hatは午前中は学科の座学
午後から実技でした
これはN-BOX 片側のテ―ルランプが暗い現象
最近はみんなLEDなので、単純に電圧と導通見れば良いと言うほど簡単ではなく、配線図を見ながら追っていきます
パソコンで配線図確認
プロジェクターでスクリーンにも写ってます
ちなみにこれはN-BOXのカメラの裏
カバー外してあります
あまりカバーの中を見たことある人少ないと思うので
写真が分りにくいのですが、こちらはカローラスポーツのカメラの裏
これもカバー外してあります
ホンダとは全然違う作りですが、良く写ってなかったですね

実習組も半分に分かれて、hat達は後半にエーミングに
車はミラ トコット
エーミングとは自動ブレーキのカメラやミリ波レーダーの調整をすること
ガラス交換とかカメラの交換時に必要になります
エーミングは本当に面倒臭い
前後の車の中心線を測り、そこから前方に決まった距離を測ってターゲットを置きます
トコットのターゲットはこんなもの
モザイク模様の紙ですが、ペラペラの紙一枚で来ます
メーカー部品で2万円ほど
メーカーによっては5万円オーバーも

しかも各メーカー違うだけじゃなくて、1つのメーカーでもは発売時期によって何種類も分れてるし

ちなみに板に張ってローラー付きの台に固定してますが、この台は5万円位したんじゃないかな
正対を取って正確に設置するまでが大変
でも今まではマニアルを見て1人でやってたけど、他の人のやり方を見るのは参考になりました
位置決めも下げ振りと言う重りを糸で垂らしてやってましたが、最後に使ったレーザーポインタとレーザー距離計を使うと全然楽なことが分りました
ただ高いけど
ちなみに、ゴルフで使うレーザー距離計を使えないかなと思いましたが、単位が1/1000mmくらいまで出ていたので近距離の精度が違いすぎるみたい
それにしても面倒な世の中になってきました
あと10年もすれば、各社共通のターゲットとか、簡単にエーミング出来るようになってることを願ってます
と言っても、結局その間に販売された車はずっと大変なままですけど
ホームページhttp://www.a-i-net.com hat 上越