AE86トレノ号 デフのコンパニオンフランジからオイル漏れ
手抜きで交換したら失敗して、その後、驚愕の事実が発覚

その内容は長くなりそうなのでおいおい順番に
基本的に個々のオイルシールがダメになる大きな理由
もちろん普通の車と同じように経年劣化もありますが
このデフのピニオンギヤにプレロードを掛けるスペーサーカラーが原因なことが多いです
これが純正で径が途中から替わるパイプを締め付けて潰しながらプレロードを掛けるものです
でも激しい走りをすると、勝手にカラーが潰れてしまってプレロードが掛からなくなり、バックラッシュが大きくなってしまいます
大きく潰れると、ピニオンが前後してしまいオイルシールが痛んでしまうんです
このデフを組んだのは24年前
それから20万km走って来ました
このデフはhatが組みましたが、当時はTRDタイプの潰れないスペーサーカラーの存在を知らなかったので、毎回ノーマル組んでました
基本トレノ号は営業用なので激しい運転はしないのですが、たまに峠に行ったり、ドリフトしたりしていたので、リフトに上げてプロプラシャフトを動かすとバックラッシュと言うかガタが大きくなってるのが分るんです
肝心な事書いてませんでした
カラーが潰れた時はデフを降ろして純正のスペーサーカラーもしくは、TRDタイプのスペーサーカラーに交換します
ただ、ハチロクはサイドベアリングの調整が面倒なので、自分の車だからイイカ
と、コンパニオンフランジのナットを増し締めしてバックラッシュだけ小さくして乗ってました
当然プレロード無視
厳密に言うと、ピニオンが前方に移動するので、ピニオンとリングギヤのバックラッシュは大きくなるのですが、ピニオンが前後に動くのを締め付けて固定していたのです
20万kmの間に数回ですが
そして今回オイルシール交換と、写真下のTRDタイプのスペーサーカラーを車上で交換することに
上が純正のスペーサーカラー
下がTRDタイプのスペーサーカラー
純正のパイプの長さを測定
59.73mm
まあ潰れてるので参考のために
TRDタイプのスペーサーカラー
59.92mm
ざっと0.19mmの違い
短ければワッシャで調整
長ければ砥石で磨いて短くします
でも組んでみないと長いか、短いか分りません
TRDタイプのスペーサーカラーを入れて、オイルシールを取付
この上にコンパニオンフランジを被せて、ナットで固定
ところが、純正のカラーは前後で径が違うのですが、TRDタイプは同じ
つい試しに入れたものを、そのまま締め付けてしまいました
ここで問題発覚

TRDタイプのスペーサーカラーの向きを逆入れてしまい、コンパニオンフランジのナットを締め付けてもコンパニオンフランジが奥まで締まらずガタガタに
もう一度緩めましたが、スペーサーカラーが食い込んでしまい、もはや車上で抜き取ることが困難に

時間が無いので、もう一度仮組みして工場から出すことに
この作業は少し前にしていて、乗らずに放置してました
そして、本格的なオーバーホールをこのゴールデンウイークにやったのでした
でもその間、邪魔で何度も移動したのですが、ピニオンギヤが締まってないのでゴトゴト嫌な音が

あくまでもお客様の車は車上で修理することはありません
自分で乗る車だからやってみただけですので
そして見事に失敗してデフのバラシ編に続きます
以下、後日編集
その2
http://ainet-blog.seesaa.net/article/475356001.html
その3
http://ainet-blog.seesaa.net/article/476353183.html
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