
昨日の続きです
13日の雨風の中、笹ヶ峰から火打山に登り、そのまま妙高山に登って帰るという行程
果たして上手くいったのか?
写真は火打山の山頂
カメラを持った手を固定できないくらいの強風でした

高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテへ向かいます
このコースは初めて
雨風で周りに誰もいない
しかも一人
まあ行くしかありません
途中の峠、茶臼山
ここら辺はコースも緩いので順調

下りの木道
板が張ってあり、足のステップに合わせて滑り止めの角材が打ち付けてあります
もう川の中を歩いてるのと変わりません
このコースは人があまり通らないので、メンテナンスをあまりしてないようです
通る分には全然問題ないですが
ただ、こんな中をずっと歩いてるので、靴の中はビッショリ
防水の靴ですが、なんといっても年季物なので
本当は未使用のニューウエポンにしようかと迷ってたのですが、雨だったので汚れても気にならないオールドブーツに決めました
でもこんなに中に水が入るなら、インナーのゴアテックスも持ってくるんだった
所々くるぶしまでの水溜りも抜けたりしたので、防水性は仕方ないですね
中が濡れたのは初めてですが、なんといっても高校時代に買ったブーツなので

黒沢池ヒュッテに着きました
時間は9時57分
順調です
ここまでで調子が悪ければ、天狗堂方面に降ろうと考えてましたが、体力十分、時間も十分

左手の妙高山に登ります

難所と聞いたことのある大倉乗越
ここまでは、かなりの急坂が続きましたが、問題ありません
問題はここから

正面には雲の中に妙高山
麓まで一度降りてから登ると言うのは知ってたので、まだ気持ちは大丈夫

途中下って行くと、左手に小さく長助池が見えて来ました
ズームで大きく撮ってますが、まだまだ遠い

ここの下りは斜面をトラバースしながら降りていきます
所々にロープがある急坂
そしてトラバースの連続
ここが参りました


近くで見るとこんな感じ
これがカチカチの氷に近い雪で10m以上あるかも
足場を作りながら、一歩一歩渡っていきますが、何度も滑って転倒
樹の枝に捕まってたので、滑落は避けられましたがシャレにならん
どうしようか考えて、1/3位の所で引き返し

下はこんな感じ
途中で滑落したら、凍ってるので絶対に途中で止まらない
雪が無くなるところに、かなりのスピードで突っ込んで行くでしょう
一人で落ちたら発見されないかも
携帯も圏外だし、アマチュア無線も持って来なかったし
結局、山菜採りの要領で最初から下に降りて、回って登って来ました
本当はいけないことかも知れませんが、そのまま渡るの無理です

この雪渓渡り、引き返した段階で黒沢に戻ろうかと考えました
でも、雪が無くてもこんな感じの柔らかい土のトラバースも続けてきたので、戻るに戻れない
先に進んでも、進んでも、こんなのばっか
みんな落ちたら、ただでは済まなそうだし
かなり萎えてます

毎年、山に登っててもメジャーなところばかり
こんな登山道ってあるの?
信じられないくらいの危険なルート

半分泣きが入りながら、長助池分岐に着きました
時間は10時51分
後は登るだけ
何とかなるでしょ
でもよく見ると、右が今来た黒沢ルート
手前が長助池方面
上が妙高山

登山道見当たらないんですけど

見上げると、カチカチの雪渓が続いてます
雪が緩んだら、大岩が転がってきそう

妙高山がやっと近くに見えて来ました
ただ、この右側に30度位の斜度の雪渓を登っていくみたいです

やはり、何度も転びながら雪渓上部に到達
雪道に慣れてるhatが登りでこんなに転ぶなんて
所々本当にツルツル、カチカチに凍ってるところがあって、足を踏み入れるとツルッで感じ
これは上から見たところ
スキーを履いてればなんでもないんだけど、下りは絶対にツルッ、ザー

一度転んだら下の気にぶつかるか、岩にぶつかるまで止まらにないでしょうね

この時点で、同じルートを戻るのは危険過ぎるので、別のルートに降りようかと考え始めてます
体力も減ってるだろうし、集中力も危険
ただ、黙々と登ってると景色が綺麗に

赤い屋根の建物は赤倉観光ホテル
と言うことは、手前の山は前山かな?

右手には野尻湖が見えてます
妙高山とか火打山とか、その他普通の山は、途中の眺望があまりないのがイヤですね
富士山なら晴れてれば、常に最高の景色を見ながら登れるし、自分の位置も確認しやすいのに
あと30分くらいで頂上に着くかな?

と思っていたら直ぐに祠がありました
こんなのあったの知りませんでした
ここまでの無事を感謝して手を合わせました
そして左に回ると

頂上でした

時間は12時02分
黒沢ヒュッテから2時間5分
トラバースを回避して下ったりしてた割には、当初の12時妙高山頂の予定通り
ここで、やはり黒沢方面へ戻るのをやめて赤倉に下ることにします
杉野沢のバーベキューメンバーも赤倉までなら迎えを頼めそう
ただ、山頂は電波が悪くて電話が出来ません
3時のバーベキューが始まる前に迎えをお願いしなきゃ
と思いながら、山頂で30分ウロウロ

赤倉方面の降り口が分からなかったんです
富士山なら、各登山口と下り口の看板出てるのに
小さくても良いから看板つけて欲しいです
だって誰も居ないんだもん
仕方ないので、黒沢に戻るしか無いかとも思いましたが、やっと見つけて下れました
長くなったので続きます
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