今朝、工場にヒーターが全然効かないハイエースバンが入庫
ヒーターバルブの点検をすると問題無さそうです
水温計の針は真ん中よりやや下を示しているものの、ラジエターのアッパーホースと、隣にあるヒーターホースがぬるい
ラジエターキャップを外すと、水が入ってません
よくオーバーヒートしなかったと思います
少しずつ冷却水が減っていき、オーバーヒートする前に、寒さのお蔭でヒーターが効かない事発見
ラッキーでした
水を入れると、4Lほど入りました
溢れた水を見ると、真ッ茶っ茶
元々トヨタ系の不凍液(LLC)は赤いので、サビと混ざると茶色くなるのです
これは交換しないとヤバイ
ラジエターのドレンを抜いて、ラジエターの上からホースで水を流し込んだ所の写真です
見事な色の水が流れ出てます
綺麗になりました
2枚の写真だけだと、すぐに綺麗になったように見えますが、これで5分近く流した後なのです。
ラジエターの中にこびり付いている汚れも、まあまあ綺麗になりました
ラジエターだけを綺麗にしても、エンジンの中とヒーター系には汚れが残ったまま
ヒーターを一番熱く設定して(ヒーターバルブ全開)、ヒーターホースを外し水を流し込みます
同じくドロドロの茶色い水が噴出
こちらも同様にかなりの時間流し続けると、綺麗な水になりました
これで新しい不凍液(LLC)を入れて、オッケー
ヒーターのラインを切り離して、片方に水を入れて、もう片方から排出
似たような整備があるんです
オートマのオイル交換です
容量8L位のトルコンを10Lや20Lの交換で綺麗になる訳がありません
昔トルコンのオイルチェンジャーが初めて登場した頃は、容量の5倍位使わないと綺麗にならないと言われてました
実際は5倍程度では綺麗にならないと思いますが
実際に効率良く綺麗にするには、ドレンからオイル排出
その後、オイルクーラーのホースを外してエンジン始動
オイルが出なくなった瞬間にエンジン停止
この方法が一番
でも、一歩間違えば焼き付きや、その他のトラブルを起こす可能性あり
オイルもある程度入れた後は、走行してオイルを回さないと正確な量が分かりません
手間も掛かるし、危険性もあるので、詳しくない人は絶対にやらない方がいいと思います
万一の事があっても、責任は取りませんのであしからず
水漏れはして無いので、水が減った原因はこれ
ラジエターキャップです
横から見てみると、一番上のゴムの形が変わってる事が分かると思います
この後、試運転後に納車しました
もちろんヒーターはバッチリ効いてました
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