
昨年、2度間瀬サーキットを走って2回ともエンジンブローしたAE86ハチロクレビン号に載せる予定のエンジンです。
レビン号は去年の夏くらいからずっと眠ったまま

車検も切れてしまいました

早く起こしてあげないと地球に帰ってしまう

昨年2度共ブローしたのは何か原因があるはずですが、エンジンを直さない事には原因究明も出来ません。
忙しくて手を付けられなかったのですが、本日倉庫に眠っていたエンジンを持ってきました

確か調子が良くないため下ろした気がするのですが、この際贅沢を言ってられません。
覚えている限りのスペックを書きます。
元々は、今回載せる予定のレビン号用に製作しました。
その後、調子が良くないためレビン号に別のエンジンを(去年最初に壊れた方のエンジン)載せ、下ろしたこのエンジンをトレノ号に載せたのです。
それでも調子が上がらなかったため、下ろして倉庫で長い眠りについていたと言ういわく付きのエンジンなのです

スペック的には昔良くあったスペックですが、ボーリングしたりと精度を上げて組上げました。
92後期エンジンベース
ブロック、ヘッドは92後期(ブロックはボーリングしてあります)
コンロッドは111用
ピストンは111の5バルブ用(4バルブ用にリセスを切り直し、オーバーサイズピストン)
カムはTODAの264X2 カムスプロケ
ヘッドガスケット TRD0.8mm
逆転インマニ

懐かしいですね
以上が大体の当時のスペックです。
4スロが流行る前は92のインマニを使える逆転インマニが必須でした。
大昔にhatが木の板で自作しようとして断念した、ポートアダプターが後の世に出現して逆転インマニの時代は終わりました

hatが作った時は、86用と92用のポートのボルトピッチを変換する方法が思い浮かばなかったので断念したのです。
もし当時作っていたら(ポートアダプターが世に出る4〜5年も前だった)儲かったかも

今トレノ号に載せてるエンジンにはタイミングベルトカバーが付いていなかったので、このエンジンから拝借してました。
タイミングベルトはそんなに走ってないはずですが、やはり埃が付いている

はじめから外す人の気が知れない

確かに見た目だけは(エンジンかまってますー)ってのは分りますけど
ちなみにこのエンジンのトラブル暦も書いておきます。
最初はパンチが効いて最高のエンジンでしたが、オーバーサイズピストンに合わせてボーリングしてもらったため圧縮が高すぎて(逃げが無くて)高回転でピストン棚落

その後、圧縮を落とすためにノーマルのヘッドガスケットへ
トルク感が随分減ってしまいましたが、バリバリ回せるようになりました。
オイルの消費が増えてきたため一度ヘッドをはぐり点検。
ついでにやはり0.8mmカスケットに替えました(トルクの付が今までの4AGでダントツに一番でした)
はい、見事に二度目の棚落

またもやピストンを替えて(その都度バルブのリセスを切り直し)
ノーマルガスケットへ
ここでトレノ号に載せ替え
トレノは街乗りが主なので問題ない予定
ところがギッチョン

パワー感が無い

そのうちに何故か高速道路でタイミングベルト切れました

場所は北陸道新潟方面行き、上越から乗って最初のトンネルを出た瞬間切れました。
直ぐに分かったので、ハザードを出してニュートラ走行

そこから米山インターまでは3km位だったかずっと下り

何とそのままの勢いで当時付けたばかりのETCでインターを出る事が出来ました

積載で迎えに来てもらったので余計な時間とお金が掛からなくて良かった

その後はヘッドを別の物に交換
それでも調子が上がらず
最後の方はオイル消費が激しくて限界でした

オイルを規定まで入れて(おおよそ3L)新潟まで往復300km弱
レベルゲージの下限位
300km走ると1L減る計算
1000km走らずにオイルが空になる

今書いていて大変なエンジンだった事を思い出しました

ただレビン号を動くようにするのが最優先

車検も通します。
今後少しずつレビン号の様子をアップしていきたいと思います。
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