2009年02月11日

後ろを板金したらエンジンが壊れた!?

HI3619952.JPG

後ろ周りをファブリカの板金で修理したお客様から
『板金でエンジンが壊されたむかっ(怒り)
と電話がありました。

確かに納車前にエンジンを掛けたら、エンジンの油圧のチェックランプが点いていてオイルを確認しました。
オイル自体はキレイ。
だけどゲージのUを大きくオーバー

その時点でお客様に電話
上記の状態を説明しました。

『それなら大丈夫。ランプは前から良く点くし、オイルは満タン入れてあるから』
との返答にexclamation&questionでしたが早めに修理工場で点検した方が良いと伝え納車したのです。

納車した日にお客様から
『板金に出す前はなんともなかったのに、エンジンが壊れてる』
とお怒りの電話があり再度来店してもらうことになりましたふらふら

アイネットから帰る途中に、ガシャガシャと異音が出始め、周りの通行人が振り返るくらいの音だったと。

お客様の気持ちはクレーム修理なのですが、こちらもエンジンは触ってないので壊れるわけ無いとの思いがあります。

一緒に音の確認
始めは何とも無い。ただしアクセルを煽った後回転が落ちる時にビビリ音がある。
そのうちに ガシャガシャと大きな音が鳴り始め、直ぐにエンジン停止。

症状の確認は出来ました。
後は原因を考えなければなりません。

先ほどはハテナマーク?のまま触れないでいた
『オイル満タン』
の意味を教えてもらいました。

この車は走行13万km1500ccのトヨタ車

何と買ってからオイル交換をした覚えが無いとの事がく〜(落胆した顔)

オイル満タンは油圧のランプが点いた時に、カーシヨップで買ったオイルを4リットル缶まるまる補充していたと言う意味だったのです。

原因は明らかにお客様のオイルメンテにありそう。

ただ板金が終わってからエンジンの異音が出たのも事実のようなので原因を予想してみました。

@お客様のオイル管理が悪く、油圧ランプが点いたり、規定量よりも1〜2ℓもオイルが多く入っていたため非常に危ない状態だった。

Aお客様は毎日30〜40km走行しているので奇跡的に不具合が出てこなかった。

B板金で修理している3週間の間、ほとんどエンジンを掛けてなかったので、溜まったスラッジがギリギリ通っていたオイルラインを塞ぎ異音発生

細かいところは別として大まかにはこんな感じかなと思います。

お客様にも納得していただき、なるべく安く修理することになりました。

上の写真はオイルを抜いている所です。

ドレンボルトの先はスラッジがヘドロのようにべったり
抜いているオイルも最初はキレイなオイルが出てましたが、後半はベットリがく〜(落胆した顔)

写真の右側に落ちているオイルの湯面が窪んでいるのが分かりますか?
この時点でデフオイル相当のドロドロ感

大丈夫なのだろうかexclamation&question


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posted by あいーん at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする