紹介で今度車を買ってくれるお客様から、会社にあるスクーターのエンジンが掛からないと連絡がありました。
スクーターはhatが高校生の時以来かまった記憶がありません。
ただ、車に比べれば簡単だろういとう事で工具を持って出張に行きました。
まずはプラグを見よう。
プラグは何処だ
探したらありました。
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早速外してみると
『うーん、状態は悪い。かぶりぎみだけど、それほど濡れてるわけでは無い。この位ならプラグ掃除すれば掛かるかも』
という事でプラグを清掃してプラグコードに付けてみると火花が飛んでる。
プラグを組んでみました。
掛からない
しょうが無いので、必殺技を一つ。
セルを回しながらキャブの吸い込み口からCRC
全然掛かる気配なし
こりぁキャブが詰まってるのか
バッテリも上がってきたので現場での修理は諦めて、積載車を取り行って積んで帰ることにしました。
店に帰れば何とかなるでしょう
エアクリーナを外すとスポンジがボロボロ
エアクリーナのスポンジを吸ってキャブが詰まったのかも。
かなり汚れてます。
パーツクリーナで汚れを落とします。
車に比べて部品が小さいので、あっという間に綺麗になりました。
結局ここからキャブの総点検&オーバーホール。
ジェットの掃除からスロットルの点検、掃除。
ソレノイドの点検。
セルを回して燃料ポンプの点検。
インレットのほーすを外してセルを回すとガソリンが出てくる。
バッテリも充電完了。
キャブもオッケー。
プラグ、点火系もオッケー。
さあ掛かるはず
やっぱり掛からず
バイク屋さんに助けを借りようにも、お客様は車が来たらバイクは要らなくなるのでお金を掛けたくないと言うので無理。
もう一度点検しながらじっくり考えてみました。
やっぱり何か変。
再度プラグを外すと微妙に濡れてる程度。
ガソリンは出てる。
しかもCRCを入れても掛かる気配が無い。
エンジンの掛かる三大要素。
・良い圧縮
・良い空気(混合気)
・良い火花
圧縮が無いということか
エンジンが壊れてる
もう一度セルを回していると
『あれっ、俳圧が無い』
マフラーの出口に手を当てると全く排ガスが出てきません。
そんなことがあるのかと思いながらマフラーを外してみました。
セルを回します。
一発で掛かりました
しかも爆音
結局マフラーが詰まってしまったのが原因のようです。
車でもたまにありましたが、完全に塞がってしまった経験はありません。
その後、ネットで調べたら2ストのスクーターのマフラーは詰まりやすいので消耗品扱いらしいです。
hatがスクーターに乗っていた頃は常に全開だったので、詰まるなんて事はありえませんでした。
詰まったカーボンを焼くという方法もあるようですが、完全に塞がったマフラーが綺麗になるとは考えにくく、しばらく走った後また詰まるのが目に見えているようなのでマフラーとエアクリーナを新品にするように勧めました。
どっちにしても新しい車が決まれば必要なくなるらしいですが。
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